青森ねぶた2009 Vol.37  〜 『朝比奈地獄破り』の『送りねぶた』下絵“地獄の案内人”を描く (2) 〜
写真1 午後六時過ぎまで、一人、下絵を描き続ける北村氏。
  本日も、昨日に引き続き、今年の1月20日に北村隆氏の自宅・アトリエにて撮影させて貰った『送りねぶた』の下絵を描くスナップ映像をお届けしたい。
『送りねぶた』とは、ねぶた本体の後部に設えてある、車で言えばリア部分のようなものであり、誰もが正面ほどには注視していないというのが共通認識のようだ。しかし、テールライトの形や配置で、車全体のデザインが引き締まるのと同様に、実は、とても重要なパーツであることは間違いないのだ。
「送りを余りにも凝れば、主人公のねぶたが死んでしまう。凝ってるようにみせかけで、ほどほどに手を抜くのが大切だ」と話してくれた北村氏だが、初めて送りねぶたの下絵を目にした私には、どこをどう手を抜いているのかが解らなかった。もともと送りねぶたは、ねぶた運行時にも、さほど目にとめない人も多いし、中には送りねぶたがないような運行団体も数多い。
撮影日/平成21年1月20日
Picture Date
January 20, 2009

地獄の案内人の完成!

 確かに、今年手がけた三台のねぶたの骨組みの製作過程で、『送りねぶた』が最も最短で製作されたのが、この『朝比奈地獄破り』であったことは確かである。『白梅』は三日、『男伊達と不動明』は、柱立てなどの行事が加わったものの、結局足かけ四日を費やしているのに対し、この『朝比奈地獄破り』は二日で完成している。しかし、北村氏が描く『地獄の案内人』の面描きは複雑であり、まるでイラストレーターのような才能もねぶた師には要求されるということに、改めて驚かされた。

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写真6 顔面に色を吹いてからも、眉毛の補正をしてゆく。
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写真17 黒目の部分は慎重に・・・
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写真20 もう一本の筆をくわえながら描いているのが、解るだろうか?
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写真27 この薄い水色は、瞳の輝きだ。
写真28 濃淡のぼかしを入れている様子。
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写真32 結果的に採用が見送られた、『ヤマト運輸』の『白梅』の下絵を描く北村氏。
 
 
 
 
使用カメラ
撮影カメラ
EOS Kiss X2