青森ねぶた2009 Vol.15  〜 シリーズ 昨日[5月9日]のねぶた小屋 vol.8 〜
『青森山田学園ねぶた』の、骨組み完成予定日を本日に控えた、昨日(9日)のこと。順調に進んでいたねぶた製作に、思わぬ事態が発生した。
 なんと、ねぶたの寸法が30センチもオーバーしていたのである。
 当初の予定では、ねぶたを載せる台座から2メートル30センチしか、ねぶた本体を出してはならない筈だったのが、台座から突き出た閻魔大王の右手の先端部分が、2メートル60センチも突き出ていたのに昼過ぎに気付いたのである。
 その事実を前に、しばし茫然とする北村氏。(写真16,17)
 本年度のねぶたの全長は8メートルとなっているために、この30センチは、大幅な規定違反であり、つまりは賞取りレースから外れることになる。
 しかし、そこは手慣れた北村氏だ。閻魔大王の右手を向かって左のスペースに移動することによって、なんとか規定に収まるように手直ししてしまったのだ。
 昨日は北村氏自身の都合で、午後四時半には製作を終えたが、この件で、数時間のタイムロスが生じてしまった。果たして、明日には次なる『ヤマト運輸ねぶた実行委員会』の骨組み製作に入れるのだろうか・・・。
撮影日/平成21年5月8日
Picture Date
May 8, 2009
昨日の『北村隆ねぶた』の
進捗状況です!

写真1 黙々と作業を続ける北村氏。その眼光は相変わらず鋭い。
写真2 木材の長さが足りないとき、またはねぶたに灯が入った際に、木材の陰が出ないように、
針金を木に打って、紙を貼る針金と繋ぎ、強度を持たせているのだ。
写真3 木材の骨組みを削る伊藤さん。鬼の足から外に出た余分な角を慎重に切り落としているのだ。
写真4 伊藤さんが削った後の木材の様子。このように、アシスタントたちの細かな仕上げによって、骨組みができあがってゆく。
写真5 お経の内周を製作している北村氏。此所に、観音経の文字が書き込まれるのだ。
写真6 常に黙々と手慣れた作業をこなしてゆく小笠原さん。
写真7 紐と針金を結ぶボンドの補充も欠かせない。
写真8 閻魔大王の腕の製作をしている北村氏。横山さんが、閻魔大王の腕に乗っかかった鬼の右腕を持ち上げている。
写真9
写真10 お経の製作をしている北村氏と弟子の吉町君。
写真11 閻魔大王の腕の補強をしている小笠原さん。
写真12
写真13 お経を踏みつける朝比奈像の右足の製作をしている吉町君と横山さん。
写真14 閻魔大王の右腕は、遠近法で巨大に作られているから、製作も大変なのだ。
写真15 真上から観ると、こんな様子。作業は順調に進んでいたのだが、とんでもないことが起こる。
写真16 ねぶたを載せる台座から、2メートル30センチしか出てはいけない筈なのに、なんと30センチもサイズがオーバーしていたことに気付いたのだ。
写真17 しばし茫然として、善後策を思案する北村氏。結局は閻魔大王の腕を向かって左に寄せて、なんとか寸法内に収まるようにした。
写真18 閻魔大王の腕が左に寄せられたことで、観音経の寸法も変わって来たために、新たに作り直すことになった。
写真19 針金で形を造った後に、木材を入れて骨組みを製作してゆく。
写真20 北村氏が横の寸法も基準内に収まるかどうかを測定している。
写真21 予想もしていなかった手直しが入り、急ピッチで製作を開始する北村氏。
写真22 翻る経文の補強をしている左の三好さんに小笠原さん。
写真23 身体をひねり、木材にビスを打ち込む。
 
 
 
 
使用カメラ
撮影カメラ
EOS 5D MarkU