温暖化なら更に熱い夏にしようぜ!青森ねぶた 28
写真1 「後ろのカメラマン、ちょい下がってね。えっ、俺を撮ってるの・・・?」
撮影日/平成20年8月5日〜6日
Taking a picture day
August, 5th through
August, 6th, 2008
 

JRねぶた実行委員会
〜タイムリミットは
2時間5分 〜




 9月ともなれば可成り涼しくもなるかと思いきや、関東地方では昨日も残暑が続き、未だに蝉時雨が啼き止まない状態。しかし夜ともなると、蟋蟀(コオロギ)の声が響く初秋の気配・・・。
  私のサイトでは、ひと月前のねぶたの写真を未だに掲載し続けているというのも、何とも季節感がないではないかと自問自答を続ける毎日・・・。
 それでも、できるだけ撮影した映像をご覧に入れようと、私自身の編集作業も必死だったりします。
 こちらのサイトに来て下さる方々は、単なる暇潰しの物見遊山だったりする人や、「もしかしたら、私が写っているのではないか・・・」と次に掲載される写真を、心待ちにする当事者の人々も、おられる筈。
 ですが、本当にごめんなさい。本日掲載した『JR東日本』の写真は、山車がメインとなっており、囃子方の写真は、なんと1枚(『写真10』)しかございません・・・。
  人物写真が少なくて、『JR東日本』の皆さん、本当にごめんなさい。
 と言うのも、ねぶたの撮影時間は、運行開始と共に宵の中空に打ち上げられる花火が告げる午后7時10分から、これも運行の終了を告げる午后9時の花火の報せまでの僅か1時間50分。それにプラス、運行の終了が告げられてから、『ラッセランド』へ向かう幹線道へとねぶたが侵入(帰途)してゆくまでの、余韻の15分ほどであり、都合2時間5分ほどの時間が、撮影者としての持ち時間だったりする。
 ですが、考えてみて下され。その僅か125分の間に、6日などは22台の山車を撮るわけで、一台の平均撮影時間はなんと6分弱ほどとなってしまう。こうなると、時計回りにやってくる山車を撮影するのに3分弱、囃子方を撮影するのに3分弱などと制限時間を設けて、チャレンジはしてはみるものの、結果的に“面白い写真”を量産することは、とても難しいとしか言えない・・・。本日掲載した『市長賞』の看板を付けた6日夜(看板を付けて夜の運行をするのは、現在では6日のみ)の山車の映像だけでも、撮影には10分以上は山車に張り付き、ウェブへの掲載を見送った似たようなショットも5,6枚ほど撮っている。
 ただ、青森ねぶたの期間中、2日から6日までの4日間の間、腰を据えてじっくりと撮影できたなら、6分弱×運行日数となり、8月4日などは17台のねぶたしか運行されないこともあり、必然的に一つの団体の撮影時間も増えることは確かなのだが、今年は2日、3日と雨に降られ、その二日の映像は、『雨の運行』と題して先にアップしてしまったために使えず、それ以外の日で、私が撮影できた5日、6日だけの映像を集めると、今日のような消化不良的な、自分ではとうてい満足できない映像集となってしまう訳なのだ・・・。(特に『写真4』と『写真8』は、撮影枚数が多い場合は掲載を見送るミスショットに近い。)
 いかに私が800枚もの写真を一晩で撮る猛者だとしても、確実に良い写真を撮ろうと思うと、“じっくり撮りたい団体”と“流れにまかせて撮る団体”とを分けて、できるだけ被写体を絞ってゆかないと、良いモノは決して望めない・・・。それでも、『JR東日本』の場合は、積極的に撮った方だと思っていたが、仕上がりを見てショックを覚えた。撮影中はファインダーの中の、各カットの演出や切り取り判断で精いっぱいであり、どの団体をどれだけ撮ったかは、正直に言って正確には覚えていないのだ・・・。(撮影枚数が多いと、仕上がりを液晶で確認している暇もなくなる。)
 そして、本日掲載した『写真14』などは、シャッターは下りたものの、ストロボが全く光らなかったという例で、こんなトラブルが今年は数多続いていた。バッテリーが満タンの状態でも、このトラブルが起こっており、確実に雨で異常をきたしたカメラに問題が発生していたらしい。ストロボが光るか光らないかは、シャッターを押してみないと解らないため、事前の露出調整も不可能で、失敗作も多かったのには泣けてしまう。それでも『写真14』は、それなりに撮れている例ということで掲載した。山車の場合はストロボトラブルも少なかったが、人物撮影では、なぜか可成りの失敗作を量産している。
  カメラを身体の一部のように目を瞑ってでも自在に扱えないと、良い写真は撮れないのだが(そのためには絶えずカメラを変えていては駄目で)、今年は、まるでカメラが別人格の固体かのように動いてくれなかったのには、失望を覚えた。いくら修理をしたとしても、これでは怖くて、次期は同じカメラは使えないだろうとも思った・・・。

 さて最後になるが、『JRねぶた実行委員会』の今年の山車は、『将門の神霊 瀧夜叉を救う(まさかどのしんれい たきやしゃをすくう)』だった。前部に押し出た髑髏がまた独特の雰囲気を醸す竹浪比呂央氏の力作でもあり、さすが『市長賞』と頷ける出来となっている。『運行・跳人賞』も受賞しているが、正直、どれほど優秀であったかは覚えていないが、『JR東日本』の場合は、昔から跳人の正装でもある『花笠』を、各人が被ることを煩いほどに触れ回っており、そんな姿勢がこの賞に繋がったのかも知れない。囃子は、一瞥しただけでも平均年齢が高そうで、それだけに燻し銀のこなれた響きが、撮影していても腹に響いてくるようであった。 

写真2
写真3
写真4 
写真5
写真6
写真7
写真8
写真9
写真10
写真11
写真12
写真13
写真14
写真15 上から見ると、髑髏が漫画の吹きだしのよう。
写真16 真上から見ると、さすがデカイ!
 
使用機材
撮影カメラ
EOS-1D
使用レンズ
EF16-35mm
スピードライト580EXU/トランジスターパックE(Ni-Cd)