温暖化なら更に熱い夏にしようぜ!青森ねぶた 23 〔一挙24枚を掲載!!〕
写真1 『ねぶた大賞』に続く第二位にあたるのが『知事賞』だ。
撮影日/平成20年8月3日〜6日
Taking a picture day
August, 3rd through
August, 6th, 2008

日立連合ねぶた委員会 2
〜美しさと威厳を持つ
悪魔の囃子方 〜

 彼らが現れると、ぐるりの空気さえ変わった。まるで天空での戦に向かう、悪魔の鼓笛隊だ。
  この比喩が決して大げさではなく、そんな大胆な印象さえ与えてしまうのが、本日紹介する『日立連合ねぶた委員会』の囃子方なのである。
  理路整然とした行進は、軍隊のような威圧感と威厳、それでいて親しみやすさと美しさも兼ね備えている。
  撮影者として全ねぶたを撮っていると、嫌が上にも各団体の優劣が見えてしまうのだが、やはり資本が大きい企業ねぶたの方が、山車ばかりではなく囃子方も優れたメンバーが多いのは致し方ないのかも知れない。
 私のこのサイトは、ねぶた関係者の方も多数観ているために、詳細は書けないまでも、私が感じる限りで、自分なりに『囃子方』に順位を付けると、以下の通りとなる。

1.『日立連合ねぶた委員会』

2.『菱友会』 『マルハニチロ侫武多会』 『JR東日本』

3.『に組・東芝』『ヤマト運輸ねぶた実行委員会』『山田学園』『青森県鈑金工業組合』

  撮影者としての私が感じる優れた『囃子方』というのは、チームの中に熟練者が一定人数いること。その熟練者が中心となり、心に響かせ訴えるオーケストラのような“揃いの術”で奏で続けるチームが、被写体としても優れており、撮り続けていても飽きない。長年、ねぶたに参加している熟練者は、たとえ写真を撮られていても動じずに演奏を続けている。その落ち着きと姿勢が、審査員を前にした本番でも、冷静な演奏と力を発揮するようにも思える。オリンピックの金メダリストと同じ理屈かも知れない。
  それと、1と2に選出した企業ねぶたの囃子方には、特に美男美女が多いことも見た目を評価する上でも加点に繋がっているようにも感じる。(写真22,23)
  鉢巻きの位置や法被の着こなし一つ一つに思想と規律があり、この揃いの衣装が、普段は平凡な老若男女を、殊更凜々しい男女に見せ、魅せているとも言えた。
  その中でも、最も優れた印象を与えるのが、今年も『囃子賞(写真2)』を受賞した『日立連合ねぶた委員会』の囃子方であった。隊列を乱さず(写真7)、それでいて観客を楽しませる場面での演出(写真23)も手を抜かない。他にも、観客の眼前まで山車を突きつける扇子持ちの力(写真10,18)も特筆すべき長所なのかも知れない。他の企業ねぶたで、勢い余って山車を観客の目の前まで滑らせてしまう曳き手はあっても、『日立連合ねぶた』ほど、観客の眼前に故意に近づけ楽しませてくれた山車は、他の団体では殆どなかった。
  2に選出した『菱友会』 『マルハニチロ侫武多会』 『JR東日本』は、いつ『囃子賞』に選ばれてもおかしくない団体だし、これまでにも『囃子賞』を受賞している歴代の雄揃いだ。 しかし、『日立連合ねぶた委員会』が、余りにも抜きん出ている現実は、いかんともしがたい。凱旋太鼓(写真15)の存在も大きいが、細かなところでは、行進の際の人員の配置にも、余念がない姿勢が見て取れる。
  こと、囃子方に関しては、『ねぶた大賞』三連覇の『山田学園』を遙かに凌駕している『日立連合ねぶた委員会』は、来年こそは、打倒山田学園!の急先鋒として、また、華麗なるねぶた祭りの演出には欠かすことのできないチームとして、存在感を発揮し続けることは間違いないだろう。
  天晴れ!オレンジ色の悪魔たち!!

上/写真2 『知事賞』の他に『囃子賞』と『優秀制作者賞』が並ぶ。この『囃子賞』のプライドにかけて、囃子方はすばらしい囃子を奏で続けるのだ。
 
写真3
写真4
写真5
写真6
上/写真7
 
写真8
写真9
写真10
写真11
写真12
写真13
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写真15 凱旋太鼓も日立の魅力の一つだ。
写真16
写真17
写真18
写真19
写真20
写真21
上/写真22                                  下/写真23
写真24 ねぶたが止まると、その前に出てきて演奏を続ける囃子方。県庁前の交差点で、このような演奏を披露したのは彼らだけだった。
 
使用機材
撮影カメラ
EOS-1D
使用レンズ
EF16-35mm
スピードライト580EXU/トランジスターパックE(Ni-Cd)