温暖化なら更に熱い夏にしようぜ!青森ねぶた 8 〔一挙16枚を掲載!〕
 昨日は『ねぶた大賞』を授賞した『青森山田学園』の『忠臣 児島高徳と范蠡(ちゅうしん こじまたかのりとはんれい)』までを掲載したが、本日は、第二位の賞となる『知事賞』を授賞した『日立連合ねぶた委員会』の『菅原道真 雷神と化す(すがわらのみちざね らいじんとかす)』と、第三位となる『市長賞』を授賞した『JRねぶた実行委員会』の『将門の神霊 瀧夜叉を救う(まさかどのしんれい たきやしゃをすくう)』ねぶたをお届けしたい。
 なんと言うか、この二台のねぶたは、実に対照的な結果を孕んでいる。
『日立連合ねぶた委員会』は、この所、『囃子賞』を独占し、来年こそは『ねぶた大賞』さえ狙える、勢いに乗る正に“昇り龍”に例えられるだろうか。囃子方も昼の運行こそ、黒ずくめ(写真2,4)だが、夜の運行はオレンジ色の一際目立つ衣装で、理路整然とねぶた囃子を奏でる様は、まるで日本人好みの軍隊式行進を彷彿とさせる。最近のオリンピックの開会式は、入場する選手団も雑然と入って来ることが常識となったが、その昔の、入場行進曲に歩調を合わせて登場する選手入場シーンが好きだという方も、日本人には多いに違いない。ナチスの行軍を彷彿させるとして、決して観られなくなったこうした軍隊式行進は、実は几帳面な日本人が特に好むものであり、そんな整然とした囃子をしているのが(決して軍隊式の行進をしている訳ではなく、私が“そう感じる規律正しい軍隊的な整然さを持つ”というニュアンス)、この『日立連合ねぶた委員会』の『囃子方』なのである。そして、『菅原道真 雷神と化す』を制作したのは、『ねぶた大賞』の常連となったねぶた師の北村隆氏の実弟の北村蓮明氏である。
撮影日/平成20年8月7日
Taking a picture day
August, 7 2008
 
特集 ナヌカビのねぶた達 3
〜日立とJR東日本〜







 この二人の兄弟が、今日の『青森ねぶた』制作には欠くことができない存在ともなっているのも事実だろう。
  一方の『JRねぶた実行委員会』は、2003年に『ねぶた大賞』を授賞した北村隆氏と、制作料の問題で袂を分かって以来、2004年を最後に、『ねぶた大賞』からは確実に離れてしまった。傍観者の私が言うのも語弊があるだろうが、被写体としても以前ほどの力強い囃子や山車への強い魅力を、『JRねぶた実行委員会』に感じなくなってしまったのも事実である。
  因みに北村隆氏は、2006年に四年ぶりに『ねぶた大賞』と『最優秀制作者賞』を授賞してからは、独走を続け、実弟も常に上位に位置する評価を受け続けている。兄弟共に、“ねぶたらしい端正な骨組みと図柄と構図”が特徴的であり、今後も楽しみなねぶた師とも言える。私自身、雷神が持つ梅の絵がとても気に入り、8月6日の写真に掲載しているので、興味のある方はご覧頂ければと思う。

写真1 これが『知事賞』を授賞した『日立連合ねぶた委員会』の『菅原道真 雷神と化す(作/北村蓮明)』。
写真2
写真3
写真4
写真5
写真6
写真7
写真8
写真9 次に来たのが『JRねぶた実行委員会』の『将門の神霊 瀧夜叉を救う(作/竹浪比呂央)』。
写真10
写真11
写真12
写真13
写真14
写真15
写真16
 
使用機材
撮影カメラ
EOS-1D
使用レンズ
EF16-35mm
スピードライト580EXU/トランジスターパックE(Ni-Cd)