※ このページは、2000-2004年まで続いたHP『津軽海渡のデジカメ紀行』に掲載していた写真や文面を、そのまま復刻させたものです。
   リンクは既に繋がっていないものが殆どであるため、その旨御了承下さい。
 
 
本日【2004年6月28日(月曜日)】の1枚の写真は!?
 
 
【鎌倉の紫陽花11 明月院より 〜花びらの森〜】
 
 
  本日は8枚の写真を掲載しました。


  撮影期間は二日ながら、十一回に渡ってアップし続けてしまった『鎌倉の紫陽花』シリーズも、本日が最終回となります。
  またしばらく『休止』状態が続く予定ですが、時折こちらを訪れて下されば、もしかしたら何か新しい映像を掲載しているかも知れないので、とりあえずは今回は"短い休止"ということでご了承願えればと思います。

  マクロ撮影をする際に、もっとも気を遣うのが花びらへのピント合わせである。
  三脚が使える場所ではやはりカメラをしっかりと設えることが大切だが、それができない場所では、カメラを持った両肘を体に密着させて人間三脚と化し、おまけに息まで止めてシャッターを押す。
  直立不動の形をとってはいても、どうしても体は前後に微妙に動き、それによってピントが合ったり甘くなったりしてしまうが、このような場合や風によって被写体が揺れている時には、ファインダーの中で一瞬AFが合ったその瞬間を狙い、思い切って数枚連写し撮影するようにしている。
  フィルム代を気にせずに撮影できるデジカメならではの撮影方法だが、私の経験からもこの手法が最もピントが合ったマクロ写真が撮れるようだ。
  撮影した映像も、カメラの液晶で確認し、はっきりピントが合っていないと判る場合ならば消去しても良いが、それ以外の映像はできるだけパソコンの大型画面で確認してから消去した方が無難である。

  そして花の中でも最も難しいのが、白い花の撮影である。
  写真1がそうだが、このように微妙な明暗によって白い花の質感を伝えたい場合には、花の周りの景色に合わせ、プラス補正(周りが余りにも暗い場合には逆にマイナス補正が必要な場合もある)した他に、更に±0.3ほど露出補正したオートブラケティングを心がけている。
  この±0.3の露出補正こそが、白い花の質感を生かすも殺すもする。
  写真1は『Photoshop CS』で現像しレタッチする際には、コントラストや明るさ(トーンカーブ)は全く手を付けず、彩度だけをやや調節し仕上げたものである。
  デジカメは撮影後のレタッチも大切だが、レタッチできるだけにパソコン処理に頼る傾向が特に初心者は強くなりがちであり、その実は撮影の際にできるだけレタッチしないように"撮りあげてやること"が、最も大切な撮影技巧だと思う。

  しかし、その一方で、実物よりも美しくデフォルメして撮影することも重要な技かも知れない。
  写真2、3、6、7はあえて逆光により花びらを透かして、思いっきりプラス補正し、あるいはマイナス補正して撮影しているが、実際人間の視覚では、これほど輝いて見える訳ではない。
  そういった意味では、被写体に向いた花びらとも言えるが、長く撮影していると、その『写真向きの被写体』がどれなのかを『多くの花の中から判断できる』ようになってくる。

  年齢を重ねれば、若い頃とはまた別の写真を撮れるようになり、それだけに長く楽しく付き合えるのが、写真という娯楽なのかも知れない。

〔本日の写真は鎌倉にある『明月院』境内にて撮影〕

撮影日〔2004年6月14日〕

※ 撮影したRAWファイルを『Photoshop CS』で現像し、レタッチ後にリサイズし(JPEGにて)掲載。

【写真1】
 
【写真2】
 
【写真3】
 
【写真4】
 
【写真5】
 
【写真6】
 
【写真7】
 
【写真8】
 
 
使用機材
撮影カメラ
Canon EOS-1D
撮影レンズ
EF100mm MACRO/EF16-35mm
その他