※ このページは、2000-2004年まで続いたHP『津軽海渡のデジカメ紀行』に掲載していた写真や文面を、そのまま復刻させたものです。
   リンクは既に繋がっていないものが殆どであるため、その旨御了承下さい。
 
本日【2003年8月16日(土曜日)】の1枚の写真は!?
 
 
【津軽の発情期!ねぷた・ねぶた祭 14/七日日運行のねぶた17台 PART6】
 
 
  本日は8枚の写真を掲載いたしました。


  七日日の昼間運行を特集したシリーズも、本日が最終回となった。

  怪我の功名というべきか、数年前までいろいろと警察や観光客とトラブルを起こしていたカラスハネトを、祭の輪に入れないために考案された、定位置から花火の合図と共に一斉に動き出す運行方式が、多くの人々が同時期にねぶたを楽しめ、定時に見終えることができるという理想的な運行方法を生み出したと言える。
  それまでのねぶたは、先頭集団の進行が遅れると、続くねぶたの運行に響き、すべてを観終えるのに、夜の10時過ぎということも稀ではなかった。

  そういった苦労を強いられてきた夜間運行とは違い、炎天下での昼間運行は、昔から比較的健全なまま現在に至っているようにも思える。
  カラスハネトは夜しか現れず、昼間運行のねぶたの多くが純粋にねぶたを愛する人間たちや企業によって運転され、今年最後の、そして短い青森の夏の、その余韻を楽しむのだ。
 
  毎年ねぶた撮影を思う度に感じるのは、『あぁ、あと2,3日ねぶたが続いたら、もう少し良い映像が撮れたかも知れない…。もう一回撮らせてくれ!』ということだった。
  普段は殆ど使わないスローシャッターやストロボ撮影などに、慣れ親しんできた頃に祭は終わる。
  一年分の腕試しと思って撮影に望むのだが、その成績は常に悪く、反省点ばかりが目に付いてしまう。
  今年は左目やカメラが不調だったりと、思わぬアクシデントが発生したが、そういったトラブルに見舞われること事態、私の腕のなさが加味していたと思えてしまう。

  さあ、来年はもう少し良い映像を撮るぞ!と意気込んでみても、どうしてどうして。一年後も同じような結果に終わるのかもしれない。
  それにしても、ねぶたは撮っていて楽しい被写体であり、撮らずにいられない被写体なのだ。
  本州最果ての県で行われる祭なだけに、誰もがこぞって訪れることができない地理的な問題もあり、津軽生まれのプロ、そしてアマチュアカメラマンの独壇場かも知れないが、それだけに撮影に集中し、撮影を思う存分楽しむことができるというものだ。

  ねぶたという祭は、鼓膜が張り裂けそうな、あの独特の囃子の中で楽しむべきものであり、私がいくらカメラ技術を駆使したとしても、静止画には、その迫力の10分の1もお伝えできないような気がしている…。

〔本日の写真は青森県青森市内にて撮影〕

撮影日〔2003年8月7日〕

※ 使用機材 Canon EOS-1D×2/FE16mm-35mm/FE35mm-350mm/スピードライト550EX×2/トランジスターパックE(Ni-Cd)

キヤノンEOS-1Dにて撮影されたRAWファイルを専用ドライバにて現像、『Photoshop』を使いレタッチし、リサイズして(JPEGにて)掲載。

【写真1】 拡声器のマイクをとって、
「ラッセラ、ラッセラ、ラッセラッセラッセラ」と叫ぶ少女たち。

 
【写真2】 拡声器の担当者もマイクを引っ張られ笑っている。
 
【写真3】 十六番目は『NTTグループねぶた』による『棟方志功生誕100年記念/
飛天双妃図(ひてんそうず)』(作/福井祥司〔ふくいしょうじ)。
 
【写真4】 『飛天双妃図(ひてんそうず)』の見送り。
 
【写真5】
 
【写真6】 いよいよ最後となった十七番目の取りを飾るねぶたは、
『ねぶた愛好会』による『宮本武蔵と佐々木小次郎』(作/石谷進〔いしやすすむ〕)
 
【写真7】 『宮本武蔵と佐々木小次郎』の見送りは単純だが、夜観た方がすばらしい。
 
【写真8】 最後のねぶたが通り過ぎた後は御覧の通り。交通規制が続く国道7号線の様子。

 
 
使用機材
撮影カメラ
Canon EOS 1D