※ このページは、2000-2004年まで続いたHP『津軽海渡のデジカメ紀行』に掲載していた写真や文面を、そのまま復刻させたものです。
   リンクは既に繋がっていないものが殆どであるため、その旨御了承下さい。
 
本日【2003年6月24日(火曜日)】の1枚の写真は!?
 
 
【青い森の青の季節(とき) 22/月沼(蔦沼)】
 
 
  本日は6枚の写真を掲載いたしました。


  撮影に行って、撮影機材を破損したり、備品を失くしたりすることは誰しもが経験あることだろう。
  私はそういった類の損失を、『撮影税』と呼んで当然払わねばならない代償であると考えることにしている。
  こう思うと、「今回の撮影での『撮影税』は高かったなあ・・・」と諦めがつくし、いつまでも損失への後遺症を引き摺ることなく、次の撮影に気持ちを集中できためである。
  撮影に向った山の神様、祭の氏神が望んだ『年貢』であると思ってしまえば、自分自身の失態にも不思議と腹が立たなくなる。

  なぜにこのような話をするかというと、今回の『新緑』撮影には、新たな『撮影税』を請求されてしまったからである。
  常に4個携帯していたマイクロドライブの内2個が使えなくなり、風景撮影には主翼レンズであった『FE35mm-350mm』のMFがきかなくなってしまった。
『FE35mm-350mm』に関しては、丁度、本日掲載した『月沼』の撮影時に、水の中の被写体(写真3や4)にAFではピントが合わず、MFに切り変えた際に故障を知ったということもあり、本日の欄に記載したという訳である。
  故障の原因として思い当たるのは、レンズ群を入れておいたカメラバックを、常に立てて地上に放置しておいた際、何度となく転んだ音を聞いた記憶がある。その際に何らかの衝撃がレンズに加わって不具合が起こったのかも知れないが、使いつづけることはできないので、神奈川に帰宅しすぐにヨドバシカメラに修理に出した。
  これまでの経験からも、このケースでは高額の請求が来たことはないが、まあそれなりにお金はかかるだろうと思われる。
  その他にも壊れた2枚のマイクロドライブがないお陰で、撮影枚数が半分に制限され、幾たびか、とっておきのシーンを撮り逃している。
  これも一種の『撮影税』と言えるかも知れないが、こっちのほうはお金に換算できないだけに、相当痛かった・・・。

  今回の撮影で支払った『撮影税』は、私の場合はこのような物だったが、プロカメラマンの鏡氏も似たような『撮影税』を支払ったようである。
「東北に撮影に来るたんびにレリーズ落としてるんだけど、こうやってレリーズに紐をつけてジャケットに結わえ付けておいてからは、落とさなくなったね」
  私と八甲田のブナ林を写していた頃、鏡氏はこう言って微笑んでいた。しかし、数日間行動を別にして、再度『おいらせYH』で逢った時に、こう話して苦笑していた。
「また落としちゃったよ、レリーズ。まあ短いのがあるから、こっち使うことにするけど・・・」
  因みに、私はカメラの備品を落としてなくしたという記憶が殆どなかい。それだけ、落としやすい備品には、特に注意を払ってもいるからかも知れない。
 
  加えて、鏡氏の『撮影税』は、実はこれではすまなかった。
  上記と同じように、鏡氏と数日間、行動を別にする前、私は彼に、こんな質問をしたことがあった。
「鏡さんは、フィルムを装填して、巻き終える前にカメラを開けてしまい、撮ったフィルムをパーにしたことってありませんか?僕は結構あるんですよね」
  すると鏡氏は、「よくする人がいるようだけど、僕の場合は一度もないね。それだけはないんだよ、不思議に」と笑う。
  これをきいて、「さすがにプロになる人は、こんな初歩的なミスなんてしたことないんだな・・・」と尊敬の眼差しを向けた、その数日後のことだった。
  再度鏡氏と『YH』で出会った一声が、このような会話で始まったのである。
「三浦(私の本名)さん、ついにやっちゃったよ!」
「何をですか?」
「フィルムを入れたまま、カメラを開けちゃったよ、ハハハ!」
「え!?マジ、ですか???」
「マジ」
「で、勿論、撮影済みのフィルムですよね??」
「うん。慌ててすぐに蓋をしたけど、あれは駄目だろうなあ。中の数枚は助かっても、殆ど使い物にならんと思う」
「うわぁ・・・・・・」
「フィルムを入れたまま開けたことなんて一度もない!って言ってた端から、やっちゃったよ、初めて。開けた瞬間、頭の中も真っ白になっちゃったよ、ハハハ!」
「・・・・・・・(^^;) 」

  油断をしていれば、魔も撮影税も多しということなのだろうか?
  とにかく、『撮影税』は思わぬところから請求が来るから、撮影されているかたも、くれぐれも気を抜かないようにね。私も、滅多に落としたことがない備品のチェックは、これからは特に念入りにしなければなあ・・・。

  最後になったが、本日掲載した月沼は、『蔦沼』に総称される七湖(蔦沼、鏡沼、月沼、長沼、菅沼、ひょうたん沼、赤沼)の中の一つであり、特に新緑時の景観が美しい沼である。
  遊歩道から、ほんの20メートルほど森に入るだけで全景を望むことができるが、湿地だけあって足場も悪く、向われる方はトレッキングシューズなど、防水性に優れた靴を使用されたし。

〔本日の写真は青森県十和田市にある月沼(蔦沼周辺)にて撮影〕

撮影日〔2003年5月24日〕

※ 撮影したRAWファイルを専用ドライバにて現像、『Photoshop』を使いレタッチし、リサイズして(JPEGにて)掲載。

【写真1】
 
【写真2】
 
【写真3】
 
【写真4】
 
【写真5】
 
【写真6】
 
 
使用機材
撮影カメラ
Canon EOS-1D
撮影レンズ
FE35mm-350mm/FE16mm-35mm
その他
PLフィルター使用