※ このページは、2000-2004年まで続いたHP『津軽海渡のデジカメ紀行』に掲載していた写真や文面を、そのまま復刻させたものです。
   リンクは既に繋がっていないものが殆どであるため、その旨御了承下さい。
 
 
本日【2003年5月11日(火曜日)】の1枚の写真は!?
 
 
【夕景の天使 2/弘前公園の桜 11】
 
 
  本日は10枚の写真を掲載いたしました。


  5月3日にお届けした『夕景の天使』の第二弾を本日はお届けしたい。

  先日とちょっと違うところは、前回はアンダー気味の映像だったのに対し、今回は少し明るめ、オーバー気味に撮影した映像だということなのだが、写真2や8は、可也絞らないとシルエットはこれほど暗くは写らないから、まあその点は、『可也の枚数を撮影したものの、掲載に苦慮した作者が困った末に二度に分けてアップした』と深慮して頂ければ、幸いである。同じような映像を20枚近くもみせられるギャラリーの苦痛も多少は考慮しているとでも言うべきか・・・( ̄▼ ̄)ノ_彡☆バンバン!

  弘前公園には現在2600本もの桜の木があるが、本日の写真を撮影した西濠には、約300本の染井吉野がアーチ型に並木道として植えられ、開花期間中は桜のトンネルとして多くの人々の目を楽しませてくれている場所である。
  西濠との名前の通り、西の岩木山へと沈む夕陽が堀に照り返り、このような独特の絵が撮影できるという訳である。

  一見、オレンジ色に輝き、美しく見える映像ではあるが、撮影している本人の必死さは並大抵のものではない。
  堀というよりも水辺の近くはとにかく風が強い。特に陽が翳り始める頃は、陸地と水面との温度差が激しくなるために、風が強くなる。そうなってくると、揺れる枝葉にカメラを寄せ付け、数ミリ単位でピントを合わせている私は、ピントを合わせるだけで相当な苦労を強いられることになる。
  左手で揺れる枝を抑え握り、片手にレンズを装着すれば2キロにも達するカメラ(1D)を構え撮影するのだから、これははっきり言って女性には難しい。
「なあんだ。三脚を使えば楽じゃない」と指摘するかたもおられるだろうが、揺れる枝葉を撮影するのには、三脚は何の役にも立たないのである。被写体は前後左右に大きく揺れ、かえってフレーム内に定まらず邪魔になるだけである。
  私がこれらの写真を撮影している風景は、相当異様に見えるらしく、側を通る人々がヒソヒソと嗤い通り過ぎてゆくのが解る。おそらく、撮りあがった映像を見せれば、「・・・・・・!!」や「綺麗ィ!」との言葉が返って来るだろうが、私の撮影風景は自分自身考えてみても、実に“ケッタイな奴”として見えているに違いなかった。
  まあ細身のカメラマンが撮っていれば問題はないだろうが、体重100キロもの巨体をした中年男が、花びらをレンズに付けるようにし、毎秒8コマのカタカタカタカタという啄木鳥(キツツキ)のような怪音(撮影音)をさせて撮ってれば、都会ならば見てみぬふりをする、余り刺激したくない、もちろん近づきたくもない危険人物として映るのが当然だろう・・・。田舎では、まだ見て笑える風潮が残っているのが逆に面白いと思った。

  花びらを透かして撮影する・・・。絵で観れば簡単に撮れそうな気がするが、撮りあがった映像を液晶で確認しながら、±1/3単位で露出補正してゆき完成させる、正にデジカメでなければなかなか素人には真似できない高度なテクニックではある。
  それに西に傾いた陽は、釣瓶落としのように急速に位置を変えてゆくために、同じ露出では1分は撮れない、正味10秒20秒が勝負なのだ。
『夕景の天使』に掲載した10枚ほどの完成写真を撮るために、私は約500枚、時間にして1時間は撮影に要していた。なるほど、これでは銀塩カメラで容易に真似できる筈もないのである・・・。

〔本日の写真は青森県弘前市にある弘前公園にて撮影〕

撮影日〔2003年4月29日〕

※ 撮影したRAWファイルを『Photoshop』にて現像、JPEGに変換し、リサイズにより掲載。

【写真1】
 
【写真2】
 
【写真3】
 
【写真4】
 
【写真5】
 
【写真6】
 
【写真7】
 
【写真8】
 
【写真9】
 
【写真10】
 
 
使用機材
撮影カメラ
Canon EOS-1D
撮影レンズ
EF50mm MACRO + 50mmマクロ専用ライフサイズコンバーターEF
EF100mm MACRO + エクステンションチューブEF25/EF35-350mm
その他