※ このページは、2000-2004年まで続いたHP『津軽海渡のデジカメ紀行』に掲載していた写真や文面を、そのまま復刻させたものです。
   リンクは既に繋がっていないものが殆どであるため、その旨御了承下さい。
 
本日【2002年3月13日(水曜日)】の1枚の写真は!?
 
 
【9つの滑走】
 
 
  本日は、9枚の写真を掲載しました。


  先月の2月7日にお送りした『4年後へのシュプール』を撮影した折、共に撮影しておきながら、今まで掲載の機会に恵まれなかった9人のショットを本日はお届けしたい。
 
  初めて本日の映像を目にする人のために伝えておくと、先月の2月、青森県の大鰐町にある『あじゃら山』というスキー場にて、全国の高校生が集い、スキー競技によるインターハイが開催された。
  その時、偶然帰省していてインターハイの開催を知った私は、この競技を撮影することによって1Dの性能を試せるのではないかと考え、実家のある弘前から電車で30分ほど離れた『あじゃら山』に向かったのである。

  2月7日と本日掲載した写真は、共に大回転を撮影したものだが、2月10日2月18日は回転競技を撮影しているので、1Dの連写性能に関してはそちらのページを御参照頂ければと思う。

  さて、本日掲載した写真で特に注目して頂きたいのは、9人それぞれの表情、そしてその滑りである。
  私はスキーにはさほど詳しくはないが、滑走する格好でこの人間が巧いか下手かくらいは、なんとなく判断できる。
  写真は全く同じ場所で撮影しているので、なおさら比較するには容易であろう。

  撮影する側から言わせて貰えるなら、下手な人間ほど一定のスピードで、しかもさほど速くはないので撮影は簡単であり、速く巧い人間ほど緩急を見事に操ってくるから撮影は難しいように感じられた。
  写真6に至っては、ポールを曲がった時に既にバランスを崩していたから、タイムのロスも大きいだろう。
  写真7はポールに触れてもおらず、これだけ大きな円を描いて廻ると、これも大きなタイムのロスに繋がる。
  写真3の高校生は、ポールを曲がる寸前から既に板の軌道が定まっており、このポールを過ぎると、ストックを両脇に抱え込み、直滑降で急斜面を滑って行った。

  今回のインターハイのパンフレットを譲って貰い、しばし眺めていて気づいたのだが、私が高校の頃はいわゆる雪国の学生が殆どであったのに対し、現在では総ての都道府県から選手が集っているようである。
  勿論その中には沖縄から来た高校もあり、どうやってスキーの練習をしているのかと考えさせられてしまうが、やはり九州などの南国と呼ばれる地方の学生は、全員が全員ベスト30にさえ入ることは難しい。
  完走ができればいいが、この大回転競技では特に道を誤り、あるいは転倒による途中棄権者が多かったのは残念なことであった。

  ま、インターハイともなれば、参加することに意義があるという意味合いも強いだろうが・・・
  今回の大会に参加した生徒達の殆どは、単なる趣味としてこれからもスキーを楽しんでゆくのであろう。
  が、競技以上に辛く長い人生が、これは例外なく全員に確実に訪れる。

  その長いコース上で、どんなシュプールを描き、どんなスピードで滑ってゆくかは、運や針路や宿命によってそれぞれ違うだろうが、最後まで棄権することなくゴールを目指して貰いたいものである。

  9人の滑りは、9通りの生き方が込められている・・・。
  巧い下手の滑りの中に、私はそんなことを感じながら必死にシャッターを押しつづけていたような気がする。

〔本日の写真は青森県南津軽郡大鰐町のあじゃら山にて撮影〕

撮影日〔2002年2月6日〕

【写真1】
 
【写真2】
 
【写真3】
 
【写真4】
 
【写真5】
 
【写真6】
 
【写真7】
 
【写真8】
 
【写真9】
 
 
使用機材
撮影カメラ
Canon EOS 1D