※ このページは、2000-2004年まで続いたHP『津軽海渡のデジカメ紀行』に掲載していた写真や文面を、そのまま復刻させたものです。
   リンクは既に繋がっていないものが殆どであるため、その旨御了承下さい。
 
 
本日【2001年8月31日(金曜日)】の1枚の写真は!?
 
 
【夏祭りの季節24/青森ねぶた16・祭のテールライト】
 
 
本日は6枚の写真を掲載致しました。
大分重くなっておりますので、出揃うまで今しばらくお待ち下さい。m(__)m

8月も本日で終わる。
ということは、明日から9月、つまり“秋”を迎える。
ねぶた/ねぷたの写真はまだまだ尽きないが(一体何枚撮ったんねん!?)『夏祭りの季節』シリーズは、一応本日までとします。
明日からは、『夏祭りは終わったけど…』とシリーズ名を改め、残ったねぶた/ねぷたの写真を小出しに掲載したいと思っています。
いい加減にせんか!バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ!

本日はまず、写真1を観て頂きたい。
青森ねぶたの見送り絵を写したものであるが、このねぶたを最後に、今年の青森ねぶた祭の夜間運行は終わった。
その後姿に、少し早い秋の気配が漂い、どことなく寂しさを感じる。
青森に暮らしていると、盆が中心ではなく、ねぶたが中心で話が交わされるのも解るような気がする。
「ねぶたっこ過ぎたら、随分寂しくなったね…」
「ねぶたの前は暑かったけど、今年の夏はどこさ行ったんだべね…」
という具合にである。

ねぶたが終わる頃、日本全国は立秋を迎える。
『暑中見舞い』が『残暑見舞い』へと代わるのも、この頃である。
それゆえ、俳句の世界では『ねぶた』の季語は“秋”とされている。
秋を意味する季語を持つ祭、その『ねぶた』が終わると、しばしの残暑を経て、青森では本格的な秋を迎える。
日本有数の火祭りが終わったという安堵感からも、市民の心には『ねぶた』が終わると青森の夏も終わったという考え方をする人が多いのだ。

写真1は、スカイライトフィルターを使用し撮影したものである。
なのに、街頭のボケ具合が、ソフトフォーカス気味になっているのは、なぜだろうか?
答えは簡単だ。
私が使っているデジカメ・ミノルタ ディマージュ7は、広角域でフィルターを使うと、左上にフィルターが写り込む現象、いわゆるケラれが起る。
それを気遣って、私は撮影の際は一切のフィルターを使わなくなった。
従って剥き出しのレンズのままカメラを操作するのであるが、さすがに人ごみの中に入って行くと、何かにぶつかりレンズに傷がつくのではないかと心配になってくる。
そこで、撮影が終わると、胸ポケットに入れておいたスカイライトフィルターを直に装着して移動するのであるが、とっさに被写体が現れた場合は、フィルターを外すことを忘れシャッターを押してしまう場合も多い。
この日も、同じようにフィルターを胸ポケットに仕舞い、撮影を続けた。
今年は冷夏だとはいえ、さすがに真夏の祭を撮影すると汗がどっと吹き出る。
胸ポケットに仕舞いこんだフィルターには汗が水蒸気となって付着し、それを知らずにカメラにとり付けてしまったがために、このような映像になったという訳なのである。

怪我の功名か、結果的にはソフトフォーカスのフィルターを買わずして、このような写真が撮れた。
写真というのはフィルター一枚でガラリと印象が変わってしまうから面白い。
ねぶた運行が終わる間際に撮ったこの映像を、今月最後の『一枚の写真』として、トップへ持って来た。
私がとても気に入っている1枚である。

写真1以下は、最終日に撮影した写真ではないが、ねぶたが『ラッセランド』へと戻って行く様子が、よおくあらわれていると思う。
写真5は、ねぶた運行を終えた後、ねぶたを前にビールで乾杯している人々を撮ったものである。
それぞれの顔がほころんでいて、狂おしい祭という宴を終えた後の、面々の安堵した顔がとてもよく写っていると思う。
これも私が大好きな1枚である。

ネブタ小屋がある『ラッセランド』では、運行が終わった後、毎夜このように細やかな宴会が行われ、ねぶた祭を完全に終えた七日日以降に、今度は河岸を変え、盛大な打ち上げが待っている。

関東ではまだまだ続く夏の暑さであるが、北国青森では、この短い夏の最も暑い最中に『ねぶた祭』が行われ、ねぶたの終了と共に、秋へと移行するのだ。
短い夏と、長い冬の鬱屈した気持ちを爆発させた『青森ねぶた祭』は、だからこそ激しく打ちあがる八尺玉の花火のように、“気高く”“激しく”“美しい”のかも知れない。
祭のテールライトは、既に来年の『ねぶた祭』へと引き継がれているのだろう。

〔本日の写真は青森県青森市にて撮影〕
撮影日〔写真1のみ2001年8月6日/写真2〜6は2001年8月4日〕

6日の夜、夜間の運行をすべて終えて、最後のねぶたが家へと還って行く。
その後ろ姿(テールライト)はとても寂しげであった。
遠くに見える△型の建物が『青森観光物産館』である。
その裏にねぶたが休む『ねぶた団地/ラッセランド』がある。

【写真上1】ミノルタ DiMAGE7でオート(プログラム)撮影。
画質/ファイン。
 
更に『観光物産館(アスパム)』へと近づいたねぶた。

【写真上2】ミノルタ DiMAGE7でオート(プログラム)撮影。
画質/ファイン。
 
『ラッセランド』には、次々とねぶたが還って来る。通りはねぶたで溢れかえる。

【写真上3】ミノルタ DiMAGE7でオート(プログラム)撮影。
画質/ファイン。
 
ねぶたを小屋に入れる10人衆。普段は前でねぶたを曳いている10人衆だが、
小屋に仕舞う時は、押す役を唯一演じることになる。

【写真上4】ミノルタ DiMAGE7でオート(プログラム)撮影。 画質/ファイン。
 
『ラッセランド』に戻ってから、最初の一服。この時飲むビールが、「美味いんだな、これが!」

【写真上5】ミノルタ DiMAGE7でストロボを用いオート(プログラム)撮影。
画質/ファイン。
 
ねぶたを囲んで、人々の宴はまだまだ夜更けまで続いた。

【写真上6】ミノルタ DiMAGE7でオート(プログラム)撮影。 画質/ファイン。
 
 
使用機材
撮影カメラ
ミノルタ DiMAGE7