※ このページは、2000-2004年まで続いたHP『津軽海渡のデジカメ紀行』に掲載していた写真や文面を、そのまま復刻させたものです。
   リンクは既に繋がっていないものが殆どであるため、その旨御了承下さい。
 
本日【2001年8月26日(日曜日)】の1枚の写真は!?
 
 
【表参道の影/晩夏の表参道】
 
 
本日は5枚の写真を掲載致しました。

表参道に久しぶりに行った。
明治神宮前のステージにて行われていた『スーパーよさこい2001』で披露される、“よさこい踊り”を撮影し、自宅付近の店では買えないスポーツ用品を買い求めるためであった。
その『スーパーよさこい踊り』の様子は後日掲載するとして、昨日の東京都内はまさしく残暑で、コンクリートだらけの表参道は、煮えるような暑さに見舞われた。
500mlのペットボトルを2本買ったが、帰る頃にはすべて飲み干していたほどである。
それは、私が単なる暑さに弱いデブであるためかもしれないが…

昨日は、先日の台風11号で順延になったV6のコンサートが武道館で行われていたために、近くの原宿駅から噴出す人波に、満足に歩くことすらできない有様であった。
近くの店でかき氷やソフトクリームを買って涼みたい気もしたが、カメラを持ったおじさんが一人で食うシーンを想像すると、私自身が被写体になりかねない有様だったので、素直に諦め被写体を探して歩き続けた。

それにしても週末の表参道は人が多い。
この人の多さは、ふた昔前から何ら変わっていない。
お洒落なカフェや洋品店が多いこの通りを歩く人の平均年令は、おそらくいつの世も。二十代で止まってしまっているのだろう。
カメラを手にし、さまざまなシーンを撮影している人が多いのには、改めて驚かされた。
一体どんな写真を撮っているのだろうか?とても気になるのは、やはり私も同じ立場にあったためであろうか。
私が撮った写真なら、このページにアクセスしてくれればいつでも観れるが、彼等はどこで発表しているのだろう。

今はデジタルカメラがあって、撮影し終わったらハードに撮りこみ、また新たに撮影できる楽しみがあるが、私が高校の頃は、高価なフィルムを買えないために、かつて加納典明もやったという空写しをしつつ、構図の勉強をしたものだった。
空写しとは、つまりフィルムを入れないカメラのシャッターを切り、撮ったつもりになって勉強することを謂う。
撮った瞬間、「んん!これは良い写真が撮れたぞ!」と加納典明は呟き、撮影を続けたという。
彼の、このエピソードを知ったのは最近になってからのことだが、高校時代の私と同じことをしていた有名カメラマンがいたことを知り、あの灰汁の強いキャラクターを差し引いても、贔屓の写真家として、その作風と共に脳内の海馬へと永久記憶することになった。

そう、表参道で思い出したのだが、この表参道近くに『ホンダ』の本社があり、そこに行くと、昔は買うことが難しかったホンダの逆輸入車(オートバイ)のパンフレットを貰う事ができた。
窓口に直接申しこみ、中の部署の人に持ってきて貰うのだが、学生だった私に対しても、ホンダの写真はとても丁寧に接してくれたという想い出がある。
会社を知りたければ、社員を観ろと就職を前にした私達は教師からよく言われたものだが、こんな会社でなら働きたいと思ったものである。

今は子供の街となってしまった渋谷・原宿に通じる表参道であるが、昔は洒落た大人たちの街であった。
そう考えると、今、大人の街と言えるのは、どこなのだろうと考える。
夜の六本木は外国人に占領され、同じく夜の銀座は、バブルの後遺症を引きずりながら、今も金満人間の巣窟となっている。
懐古主義と言われればそれまでだが、昔懐かしい町々が次々と変わってゆく様は、本当に寂しいものだと感じる。
表参道に見え隠れする影は、その中に歴史の陰がまどろみ、今も通りで静かに息づいているのかも知れない。

〔本日の写真は東京都渋谷区表参道にて撮影〕
撮影日〔2001年8月25日〕

【写真上1】ミノルタ DiMAGE7で
プログラム撮影にて、花壇の草にAEロックし撮影。
コントラスト+3/彩度+2
画質/ファイン。
 
【写真上2】ミノルタ DiMAGE7で
プログラム撮影にて、花壇の草にAEロックし撮影。
コントラスト+3/彩度+2
画質/ファイン。
 
【写真上3】ミノルタ DiMAGE7で
オート(プログラム)撮影。
コントラスト+3/彩度+2
画質/ファイン。

 
【写真上4】ミノルタ DiMAGE7でオート(プログラム)撮影。
コントラスト+3/彩度+2
画質/ファイン。
 
【写真上5】ミノルタ DiMAGE7でオート(プログラム)撮影。
コントラスト+3/彩度+2
画質/ファイン。
 
 
使用機材
撮影カメラ
ミノルタ DiMAGE7