※ このページは、2000-2004年まで続いたHP『津軽海渡のデジカメ紀行』に掲載していた写真や文面を、そのまま復刻させたものです。
   リンクは既に繋がっていないものが殆どであるため、その旨御了承下さい。
 
本日【2001年8月10日(金曜日)】の1枚の写真は!?
 
 
【夏祭りの季節/青森ねぶた5 まつりの若人たち】
 
 
本日は6枚の写真を掲載致しました。
可也重くなっておりますが、写真が出揃うまで今しばらく御待ち下さい。m(__)m


7日に終わった『青森ねぶたまつり』は、まつり期間中、298万人の人出があったという。
去年よりも3万人少ないということだが、それでもこの不況下で、旅行などを見合わせた人々が多かったことなどを考えると、大成功であったのではないかとの意見が関係者の間では囁かれた。
それは、若者が中心となって、粗暴な振るまいを行い、問題化していた“カラスハネト”を締め出した上での、新方式による運行であったため、祭の一応の成功は、感慨ひとしおであったに違いない。

先の文面でも述べたが、去年は一万数千人まで膨れ上がった、ねぶたの正装をしない、特に黒いカラスのような衣装を纏った“カラスハネト”による滅茶苦茶な踊りや暴力行為を防ぐため、本年度からは、“カラスハネト”がねぶたの列に入れないように、予めねぶたを等間隔で配置し、午後六時五十分に打ち上げられる花火と共に、コース内を一斉にスタートするという新方式がとられた。
これによって、今まで低位置から順にスタートしていたねぶた運行に、“カラスハネト”が入り難い環境をつくることが出来るらしい。

果たして、この方式が功を奏し、本年度の“カラス族”の数は数百人まで減ったという。
祭前の7月に施行された『迷惑防止条例』により、祭の中でむやみやたらにホイッスルを鳴らすことや、人に物を投げつける行為、大声で恫喝することさえ禁止され、これまで傍観するだけだった警察官に、逮捕の口実を与えるきっかけになったのである。

実際に、祭期間中の4日には、祭に参加しようとした“カラスハネト”に対し、そのことを注意したボランティアの人間を殴るなどの行為を働いた、二十代の若者が三人逮捕され、ローカルニュースでは顔写真入りで大きく報道されていた。
仲間同士の喧嘩の延長線上にある気分で、たかが一度、軽く殴っただけのつもりであろうが、この代償は、とても大きく彼等の将来に影響してくると思われる。

それでは、以前まで文字通り、祭を黒く彩っていた、他の“カラスハネト”たちはどうしたのかと言うと、なんてことはない。カラスのような黒い衣装から、まつり本来の正装に変え、正式に参加しなおしたということだけなのだ。

しかし、一度ねぶたの衣装に着替えると、一般人が警察官の制服に身を包んだのと同様に、祭をとりしきっているという“誇り”が彼等の心にも湧くのであろうか。
さしたる大きな混乱もなく、ねぶたの運行を邪魔する遅延行為もなく、無事に最終日を終えていた。

正装することは“ダサい”!だから目立つ“黒い衣装に身を包むんだ”!と叫んで憚らなかった彼らであるが、やはり郷土愛はあるのであろう。
正装しているときの彼らの方が、私には生き生きと見え、本当に祭と一体化しているように思えてならなかった。

祭にとって、最も大切なのは、参加した自分たちが楽しむだけではなく、祭を傍観する人間にとっても、本当に楽しいと思える雰囲気を、参加する人間が作ってやることなのかも知れない。

〔本日の写真は青森県青森市市街にて撮影〕

撮影日〔2001年8月7日〕

【写真1】 以下は総てミノルタ DiMAGE7でオート撮影。 画質/ファイン。
 
【写真2】
 
【写真3】
 
【写真4】
 
【写真5】
 
【写真6】
 
 
使用機材
撮影カメラ
MINOLTA DiMAGE7